『イエナプラン 共に生きることを学ぶ学校』の専用サイト。この本に関連した「講演会」「ワークショップ」「トークショー」などの開催をお知らせする他、本書の著者であるヒュバートさん、フレークさん、訳者のリヒテルズ直子さん、さらに、アナザースカイでお馴染みのドクタースハエプマンスクールの元校長のリーンさんと、オランダに留学して現地の教員養成大学で孤軍奮闘中の山地芽衣さん、あわせて5人のブログを、毎月1回の予定で発信していきます。皆さん日本の読者のためにボランティアで記事を書いてくださっています。翻訳はリヒテルズさんにボランティアでご協力いただいています。

  • 2021年9月29日
  • 2021年9月29日
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第2話 本音と建前(リレーエッセイ)

 2017年、イエナプラン教育専門教員養成研修に参加した私の初めての実習先は、フェーンダムという街にある イエナプランスクール イン・デ・マネ(In de Manne)でした。ここは、0~2年生/3~5年生/6~8年生(4~12歳)の異年齢学級がそれぞれおよそ3クラス。全員が平屋の校舎に収まる適度なサイズ感から、家庭的だけれどダイナミックな印象も受ける学校でした。  このイン・デ・マネに滞在する期 […]

  • 2021年9月29日
  • 2021年9月29日
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第1話 モノサシ(リレーエッセイ)

 僕は、児童ホームで、15時を迎えていました。みんなでおやつを食べようとしているときです。ある子が、リクくんという子に向かって、こう言いました。「リクくんって、鬼ごっこ得意?」  私は思いました。「リクくんは、スキップは得意だけど、全速力で走ることは少ないほうだな。全速力で走る鬼ごっこは、得意とは言いにくいなぁ」と。そのときでした。進級したばかりの小学生ユイトさんがこのようなことを言いました。「リ […]

  • 2021年9月5日
  • 2021年9月29日
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第5話 宿題なんていらない(ヒュバート・ウィンタース)

 サークル対話をしていたら、一人の子が「どうしてこの学校には宿題がないの」と言った。  実は、これは他の子どもたちからもよく聞かれたことのある問いだった。子どもたちは、他の学校には宿題があるのを知っていたからだ。ある子などは「本当の学校には、中学校と同じように宿題があるんだよ」とさえ言っていたくらいだ。  これは、いい対話になるぞ!  さっそく、子どもたちと一緒に、宿題の問題点と利点を並べたリスト […]

  • 2021年8月30日
  • 2021年9月29日
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第5話 イエナプランスクールにとってはごく当たり前の基盤:シチズンシップ(リーン・ファンデンヒューヴェル)

 イエナプランのコンセプトは、ペーター·ペーターセンが、今から約1世紀前に、イエナ大学で開発した、授業方法と子ども学のモデルである。ペーターセンは、当時、「人間の学校」を実現しようとしていた。子どもたちが<共に生きる>ことを学ぶ学校のことだ。  彼は、子どもたちが、学校で共に生きるためのスキルを学ばなければならないと考えていた。そのため、イエナプランスクールでは、当然、この理念に従い、子どもたちが […]

  • 2021年8月23日
  • 2021年9月29日
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第7話「なぜ」を語り合う共同体(リヒテルズ 直子)

多忙な教員たち  教員の忙しさが問題になって久しくなります。「忙しい」とは、文字通り、「心が亡くなること」。「心が亡くなる」とは、自分がしていることの意味をじっくり考えるゆとりがなくなってしまっている状態のことを言っています。 実際、これまでに数回、自治体の校長研修や教員研修、また、大学での特別講義に出かけたことがありますが、講演中に少なくない数の先生が居眠りを始めるのは例外ではありません。一度、 […]

  • 2021年7月12日
  • 2021年9月29日
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第4話 もし私が新学年で先生のクラスに入ったら、お願い、、 、(ヒュバート・ウィンタース)

学年末のクラス編成  オランダでは7−8月は夏季休暇。学校は6週間休みになる。  休暇が始まる前の学年末、私たち学校の職員は、休暇後に始まる新学年のグループをどう編成したらよいかと忙しい日々を送る。幼児グループの年長の子たちは、中学年グループに、中学年グループの年長の子たちは、高学年グループへと進学する。中学年グループも高学年グループも複数あるし、それぞれのグループには、そのグループのグループリー […]

  • 2021年6月29日
  • 2021年9月29日
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第6話 見える他者・見えない他者(リヒテルズ 直子)

人間が生まれつき持っている共感力  オランダの学校で採用されているシチズンシップ教育の教材の中にこんな授業があります。  オランダ人が普段あまり出会うことのない異国の部族の人たちの顔写真を子どもたちに見せて「この写真の中にいるこの人は、今どんな気持ちなんだと思う?」と問いかけるのです。 子どもたちは、自分とは、髪の色も、目の色も、肌の色も、着ている衣服も違う写真の中の人の表情を見て、「嬉しそう」「 […]

  • 2021年6月8日
  • 2021年9月29日
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第2話 ちょっと教室の外に行ってもいいですか?(山地芽衣)

 私が入学した教員養成学校はオランダの北に位置する人口7万人弱のアッセンという小さな街にあった。この教員養成学校には、全日制の4年コースと定時制の2年コースがあった。前者の大半は、日本でいう高校を卒業して進学してくる学生が占める。一方で後者には、すでに何かしらの学位を取得していることが入学条件にあるゆえ、20代半ば〜50代という幅広い世代や経歴、背景をもった学生が集まることになる。私は日本の大学を […]

  • 2021年6月8日
  • 2021年9月29日
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第4話 ワールドオリエンテーション イエナプランスクールは生きるために学ぶ学校(リーン・ファンデンヒューヴェル)

 学ばなければならないことは本当にたくさんある。もちろん、算数も国語も読めるようになることも重要だ。生物や、歴史や、技術などとも同じくらいに。  そして他の人と一緒にうまく生きていくことを学ぶのは、少なくとも、こうしたこととと同じくらい重要だ。他の人と共に生きていく上で必要なスキルは、他の子と一緒に、遊んだり、仕事をしたり、話したり、何かを祝ったりしながら学ぶものなんだ。また、そこでは、誰もが、自 […]

  • 2021年5月13日
  • 2021年9月29日
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第5話 境界を超えて学ぶということ〜伝統的な学校は本当に「効率的」?(リヒテルズ 直子)

 オランダでの1週間のイエナプラン研修を始めてまだ間もない頃、研修に参加していた理科系の学部の学生が、訪問していたイエナプランスクールで、ポツリと一言、「イエナプランって、子どもたちが一つの活動に取り組んでいる間に、同時に色々な能力が発達するようにしているんですね」と言いました。「ピンポーン」と、クイズ番組で正解が出た時に出るサインのように、いやいや、キンコンカンコーンともっと大喝采をしたくなるよ […]

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イエナプラン 共に生きることを学ぶ学校

フレーク・フェルトハウズ、 ヒュバート・ウィンタース 著 リヒテルズ 直子 訳

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