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読者からのお便り紹介
川村さん:
今回の「血」の話からは少し外れるかもしれませんが、全体を通してもう一つ、毎回面白いと思っているのが、巻末にある「皆様からのお便り」です。
今回も、様々な方からのお便りが寄せられています。
特に面白いと思ったのは、東京都のT・Mさんからのお便りです。
東京都 T・Mさん
「当たり前すぎて忘れていた食べ物と命のこと」ほんの木主催の講演会で、とてもおいしい「病気にならない食事」をいただき、早速そのレシピを試してみました。ごく当たり前のことなのですが、食べ物で命をもらっていることに感激を覚えました。
ほんの木主催の講演会や、食事のレシピを作るイベントなども開催されていた時期があったのでしょうか。
高橋さん:
そうなんです。
「病気にならない生き方」ということで、「総合的医療と食生活の勧め」という、少々堅苦しいタイトルではありましたが、実際に料理研究家の方と、日本で統合医療を実践されていたお医者様たちのグループのコラボレーションで、「エビデンス&実践」という形で、料理を主体とした勉強会、講演会を開催していました。
この号の66ページをご覧いただけますでしょうか。
川村さん:
「病気にならない生き方」、これがイベントとして開催されていたのですね。
高橋さん:
そうです。
次の68ページ、69ページには、山本竜隆 (やまもと たつたか) さんと沖さつきさんが掲載されていますが、実際にこのような形で食事を召し上がっていただきながら、実践会を行っていました。
川村さん:
これは、いつ頃開催されていたのでしょうか。
高橋さん:
年代は定かではありませんが、2007年頃だったと思います。
その当時、「ホリスティックフード」とはどういうものだろうかということを、皆で考えたいと思っていました。
川村さん:
これは大変な労力が必要だったと思いますが、リアルな場があることで、深みが増すという側面もありますね。
高橋さん:
そうですね。
またこのようなことができれば、ぜひやりたいと思います。
川村さん:
今回、編集長とこうしてお話ししている中で、読者の方から「そういうイベントがあるなら参加してみたい」という声があれば、また検討の余地はあるということでしょうか。
高橋さん:
もしそのようなご要望があれば、今の状況で何ができるのか、改めて検討したいと考えます。
川村さん:
そういった可能性も含めて、ますます興味が湧いてきました。引き続き、このシリーズの解説をお願いしたいと思います。
本日は、血液や血管に関する様々なお話を伺いましたが、最後に、編集長から読者の皆さんへメッセージをお願いできますでしょうか。
高橋さん:
この号にご登場いただいた7名の先生方のお話は、どれも貴重ですので、ぜひ少しずつでも触れていただきたいです。
これまでの号もそうですが、特にこの号は、他では見られない、類書のない内容になっていると思います。
豪華執筆陣のご紹介
川村さん:
最後に、この7名の先生方の概要を簡単にご紹介いただけますでしょうか。
高橋さん:
ページの順番にご紹介します。
当時の取材の話ですので、現在は違う活動をされていたり、中にはお亡くなりになられた方もいらっしゃいますが、当時のお話として紹介させていただきます。
まず、安保徹(あぼ とおる)先生。免疫学の専門家であり医師です。代替療法や自然治癒力に関する深い知識をお持ちで、「免疫力を高めれば病気は治る」という強い信念に基づいたお話を伺いました。
次に、帯津良一(おびつ りょういち)先生。現役の医師です。がん治療を専門としながらも、東洋医学にも深く傾倒され、西洋医学と東洋医学をバランス良く取り入れた医療を実践されています。
次に、上野圭一(うえの けいいち)さん。先ほどもお名前が出ましたが、生命や健康といったテーマについて、常に中立的な視点とオルタナティブな発想で考察されています。
この3名の先生方には、メインの執筆陣として毎号ご登場いただいています。
今回、特別にご寄稿いただいたのが、まず西洋医学の医師である川嶋朗(かわしま あきら)先生と高橋徳(たかはし とく)先生。お二人とも、西洋医学をベースにしながらも代替医療を取り入れ、病気の治療にあたられています。
そして、東洋医学の専門家として、森下敬一(もりした けいいち)先生と蔡篤俊(さい とくしゅん)先生です。
森下先生は血液に関する深い知識をお持ちです。蔡先生は漢方を専門とされ、現代において瀉血(しゃけつ)のような伝統療法をどのように実践できるか、研究・実践されている方です。
私も初めてお話を伺ったのですが、古代からの健康法を真摯に追求されている姿勢に、大変感銘を受けました。
ぜひ、機会があれば、ネットなどでも情報を調べてみてください。
川村さん:
ありがとうございます。
ますます興味が湧いてきました。
読者の皆様も、ぜひご一読いただければ幸いです。
では、次回もよろしくお願いいたします。
今日はありがとうございました。
高橋さん:
ありがとうございました。
※雑誌「ナチュラル&オルタナティブ ヘルスブック」は2007年から2009年にかけて出版されたものです。そのため、記事の内容は当時の状況に基づいています。
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