てつがく対話カフェ、最近広がっているのをご存知ですか?
日比谷図書文化館(千代田区)では、この2〜3年、「ほぼ毎回」てつがく対話カフェが開かれています。ほんの木は、この対話カフェのファシリテーターとして対話の進行を担当しています。参加者の方は金曜日の夜、この対話カフェを目指して来てくださいます。そこにはお仕事帰りの方も多く、かつては、「哲学的な問いには、正解も不正解もなく、事前の知識も不要です。自分の意見を否定されることがないので、皆さん安心して対話ができます。皆さん飲み物を片手に、ゆっくり「考える」時間を楽しんでいます。
「てつがく対話カフェ」では、はじめに「てつがく対話カフェってどんなもの?」という問いから紹介。

その後はほんの木のスタッフ3人がファシリテーターとなってグループに分かれて対話をすすめます。

使うのは、年齢を問わず楽しめる「てつがくおしゃべりカード」です。一見簡単そうなのに、大人でも考え始めるとすぐには答えの出ない問いが書かれています。
では、実際にはどんな対話になるのでしょう。
たとえば「悲しみはスイッチで消すように消せる?」という問いなら、




それとも慣れただけ?


と、一人の言葉から次の問いが生まれていきます。
「うれしいっていう気持ちはどこで生まれるの?」なら、






という具合です。
ここで大事なのは、どの答えが正しいかを決めることではありません。誰かの「私はこう思う」を聞くことで、「そういう考え方もあるんだ」「では、これはどうだろう」と、自分の中に新しい問いが生まれてくることです。
「考える時間」を楽しむ
普段の生活では、ひとつのことについて、こんなにゆっくり考える時間はなかなかありません。
仕事や家事、人との付き合いなど、日々の暮らしに追われていると、
「私は本当はどう思っているんだろう?」
と、自分自身に問いかける時間も少なくなります。
だからこそ、こうした場で、普段とは少し違う問いをみんなで囲み、誰かの言葉を聞きながら考えてみる。
答えを急がず、分からないままでも話してみる。
そんな時間そのものが、今回の「てつがく対話カフェ」だったのではないでしょうか。

てつがくおしゃべりカード(日本語版)は、子どもも大人も楽しめる哲学対話カードです。50の正解のない問いを通して、考える力…
2026年8月28日(金)、東京都千代田区の日比谷図書文化館で、「てつがく対話カフェ」が開催されます。ほんの木代表・高橋利直が講師を務める「てつがく対話カフェ」。※こちらのイベントは定員に達したため、現在は受付を終了[…]



