しばし眺め、できたらそのまま、あるいは、ちょっぴりの「何か」を足して食べてみたいと思います。
カンタンをゆっくり、きっとどこかにお気に入りを入れて。

究極必要な食べもの
ナチュラル・オルタ・クッキングの連載にあたり、この冬からは「緑の葉っぱ」、春は「ベリー」を、そして初夏は「水」と進んでいこうと決めていました。季節の巡りの中で、私たちにとって究極必要な食べものの要素を取り上げてみたいなと。
いままでのおさらいをすると、葉っぱの葉緑素、すなわちクロロフィルは血液のヘモグロビンをつくる要素なので、血液は細胞の元ですから、「究極必要」となります。
そして、葉っぱやベリーの持つビタミンや鮮やかな色や香りは、生きる上での体内酸化を防ぐ頼もしい存在です。いずれも生で食べるなら、人体に不可欠の酵素もたくさん持っています。大きな果実もよいのですが、ベリーは皮を剥かず、ホールフードのカタチが持つ力を一度にいくつも得られるのがいいですね。
水に何を期待しますか?
というわけで、今回は、水についてです。
わたしたちの身体の多くは水でできています。体内の水が1%減ると喉の渇きとしてサインが出るほど、不可欠のものです。特にこれからの季節は、乾きを感じるだけに水分補給をと言われています。汗をかいたら水だけではなくてミネラルも同時に補給する必要がありますね。
それはそれとして、ちょっと視点を転じて、ところで、水ってなんでしょう。水に何を期待しますか?
水には、古来「浄める、流す、記す」などの意味もありますし、体内の電気反応をよくする、情報を定着するなどの役割もあります。気持ちを落ち着かせるための一杯の水や、朝一番に飲む水も、ひとことではいえない働きがありそうです。
植物が抱える水を食す
ここで言う植物の抱える水とは、植物の細胞一つひとつの中の水のことです。
これからの季節は、きゅうり、メロン、すいか、なす、とまとなど、ふんだんに水を抱えた果菜のシーズンです。栄養が豊富なのはもちろん、その水にはミネラル類が有機的な形で溶け込んでいるので、体内でうまく使われるのがポイントです。
そして、植物の細胞の中の水には、H₂Oではない構造があり、そこには、さまざまな情報が蓄えられているとも推測されています。
植物を食べるもう一つの大きな意味が、科学的に説明できる時代がもうじき来そうで楽しみです。
今回の料理は、とまとと茗荷のサラダ。下揃いにカットして天然の塩少々を振り、ごま油をすこし。箸休めではなくて、最初にこれをたっぷりと召し上がれ。




タド・ジュンコ
一般社団法人ワンネスフード協会代表理事。最新栄養学、宇宙の法則、氣の料理を融合して、癒しと進化を叶える食事を教える。
著書『不思議と幸せを呼びこむスピリチュアルごはん』
