お風呂は、一日の終わりにゆっくり過ごす大切な時間です。特に、入浴剤や薬湯を使ったお風呂は、香りやお湯の感触を楽しみながら、いつもの入浴時間を少し豊かにしてくれます。
入浴の仕方も、その日の気分や体調に合わせて変えてみるとよいでしょう。
冷えが気になるとき、気持ちをゆっくり切り替えたいとき、眠る前など、入浴の目的によってお湯の温度や入り方を少し変えてみるのもおすすめです。
ここでは、半身浴やぬるめのお湯での入浴を中心に、その日の状態に合わせた6つの入浴法をご紹介します。
1.冷えが気になる方には、ゆっくり温まる半身浴
手足の冷えが気になるときは、熱いお湯に短時間入るより、ぬるめのお湯でゆっくり温まる方法を試してみるのもよいでしょう。
半身浴は、みぞおちあたりまでを目安にお湯につかり、上半身をお湯から出して過ごす入浴法です。肩までつかる全身浴とは違い、上半身を湯船の外に出したまま、ゆっくり温まることができます。
半身浴を5分ほど行ってからいったんお風呂を出て、3分ほど休み、もう一度入浴するという入り方もあります。その日の体調に合わせて、無理のない範囲で温まりましょう。
半身浴をするときは、肩が冷えないよう浴室を暖かくしておくこともポイントです。
2.胃が重く感じるときは、ぬるめのお湯でゆったり
胃が重く感じるときには、熱いお湯に入るより、ぬるめのお湯でゆったり過ごすのもよいでしょう。
胃炎などの病気そのものを入浴によって改善できるとすることはできませんが、日常の入浴では、食後すぐの入浴を避け、少し時間を空けてから、ぬるめのお湯でゆったり過ごすことを心がけましょう。
日常の入浴では、食後すぐの入浴を避け、少し時間を空けてから、ぬるめのお湯でゆったり過ごすことを心がけましょう。
胃の痛み、胸やけ、胃もたれなどが続く場合は、入浴で対処せず、医療機関に相談してください。
3.ストレスを感じた日は、ぬるめのお湯でゆったり
一日の終わりに、湯船につかって肩の力を抜き、ゆっくり呼吸する。そんな時間をつくることは、入浴の楽しみ方のひとつです。
熱いお湯に短時間入るのではなく、ぬるめのお湯で心地よく過ごすと、浴室を出たあともゆったりした気分で過ごしやすくなります。
お気に入りの入浴剤を使って香りを楽しんだり、照明を少し落としたりして、自分なりのリラックスタイムをつくるのもおすすめです。
4.眠る前には、ぬるめのお湯でゆっくり
眠る前には、ふとんに入る少し前にぬるめのお湯でゆっくり過ごす方法がおすすめです。
入浴を眠る前のリラックスタイムとして取り入れるという考え方は、現在でも日々の生活に取り入れやすい方法です。
ただし、20~30分という長時間の入浴は、安全面から避けたほうがよいでしょう。特に熱いお湯に長くつかることは、体への負担になります。
眠る前は、熱すぎないお湯に無理のない時間つかり、入浴後は照明を落として静かに過ごしてみましょう。
眠れない状態が続く場合は、入浴だけで解決しようとせず、医療機関などに相談してください。
5.胃酸が気になる方も、熱いお風呂は避けて
胃酸が気になるときも、熱いお湯に入ることは避け、ぬるめのお湯で無理なく入浴しましょう。特定の症状への作用を入浴の効果として考えるのではなく、心地よく過ごすための入浴を心がけることが大切です。
また、熱いお湯に入ること自体が体への負担になる場合があります。
胃酸による胸やけや胃の痛みなどが気になる場合は、入浴法で対処するのではなく、症状に応じて医療機関に相談することが大切です。
入浴するときは、熱すぎるお湯を避け、自分が心地よいと感じる温度で無理なく楽しみましょう。
6.肩や腰が重く感じるときは、ゆっくり温まる
腰痛や肩こりが気になるときには、熱いお風呂に短時間入るより、ゆっくり温まる入浴法を試してみるのもよいでしょう。長めの半身浴や、入浴中に気になる箇所を軽くマッサージする方法もあります。
ただし、安全面を考えて長時間の入浴は避け、肩や腰が重く感じる日に、湯船でゆっくり温まるという楽しみ方にしましょう。
湯船につかりながら肩の力を抜いたり、無理のない範囲で肩を回したりする程度なら、入浴中の軽い運動として取り入れやすいでしょう。
ただし、痛みが強い場合や長く続いている場合、しびれなどを伴う場合は、入浴だけで対処せず、医療機関に相談してください。
薬湯・入浴剤を使って、いつものお風呂を楽しむ
入浴剤を使うと、いつものお風呂に香りや色などの楽しみが加わります。
植物由来の成分を使ったもの、香りを楽しめるもの、保湿成分を配合したものなど、入浴剤にはさまざまな種類があります。
また、医薬部外品として販売されている浴用剤には、商品ごとに承認された効能・効果があります。使用する際は、商品の表示を確認し、用法・用量を守りましょう。
「今日はゆっくり温まりたい」「桧の香りで気分を変えたい」「生薬の香りに浸りたい」など、その日の気分や季節に合わせて入浴剤を選ぶのも、毎日の入浴を楽しむ方法のひとつです。
ほんの木の薬湯「あったか美人」と「長寿元」
ほんの木では、毎日の入浴を楽しむための生薬入浴剤を長年ご紹介しています。
そのひとつが、ほんの木オリジナルの生薬入浴剤「あったか美人」です。7種類の生薬と3種類のハーブを配合した医薬部外品で、生薬の香りを楽しみながら、いつものお風呂で薬湯を楽しむことができます。医薬部外品として承認された効能・効果については、商品ページの表示をご確認ください。
7種の生薬と3種のハーブを配合した医薬部外品の生薬入浴剤「あったか美人」。温浴効果により疲労回復、肩こり、腰痛、冷え症な…
もうひとつが「長寿元」。こちらも医薬部外品の入浴剤で、生薬をたっぷり50g配合しているのが特徴です。生薬の香りやお湯の色を楽しみながら、ゆっくり入浴したい方におすすめです。
どちらも、病気や症状を自分で治すためのものではなく、毎日の入浴を心地よく楽しむための薬湯として取り入れてみてはいかがでしょうか。
※医薬部外品の入浴剤は、商品ごとに承認された効能・効果が定められています。使用前に商品の表示を確認し、用法・用量を守ってお使いください。
安全に入浴するために
入浴は心地よい時間である一方、特に高齢の方は浴槽内での事故に注意が必要です。
入浴前に脱衣所や浴室を暖めること、湯温は41℃以下、湯につかる時間は10分までを目安とすること、浴槽から急に立ち上がらないようにしましょう。
また、食後すぐの入浴や、飲酒後、医薬品服用後の入浴は避けるようにしてください。
入浴前には水分をとり、脱衣所や浴室との温度差をできるだけ小さくしておきましょう。
特に一人で入浴する場合は、入浴前に家族などに一声かけておくと安心です。
その日の自分に合った入浴法を
冷えが気になるとき、ストレスを感じたとき、眠る前、肩や腰が重く感じるときなど、入浴の目的はその日によって違います。
「半身浴」「ぬるめのお湯」「眠る前の入浴」「肩や腰を温める」といった方法を参考にしながら、その日の自分に合った入浴法を見つけてみてください。
ただし、「この入浴法なら症状が治る」と考えるのではなく、あくまで毎日の暮らしの中でお風呂を心地よく楽しむための方法として取り入れることが大切です。
お気に入りの入浴剤や薬湯の香りを楽しみながら、無理のない範囲で、毎日の入浴を「自分をいたわる時間」にしてみませんか。



