ロゴほんの木

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みんなの納得を生み出す対話「本質観取」とは|熊本大学 吉野ゼミ訪問

「本質を観る “対話”」をより身近な存在に|熊本大学、吉野ゼミ訪問

2025年12月、大分県玖珠郡の学びの多様化学校(くす若草小中学校)へ、文部科学省の上田智也さんと取材で訪れました。その後、上田さんが熊本大学の吉野ゼミでお話をされると知り、同行して学部生に交じって参加してきました。

吉野ゼミでは、上田さんが玖珠町で開校した「学びの多様化学校(くす若草小中学校)」の実践を紹介しました。玖珠町では不登校が増え、町として短期間で学校づくりに踏み切ったという背景があります。上田さんの話が一区切りしたところで、進行役にバトンが渡され「学びの本質は何か」を問い直す対話(本質観取)へと入っていきました。

本質観取とは、そもそもこの言葉は何を指しているのかをみんなで問い直し、具体例を出し合いながら、納得できる共通の理解をつくっていく対話の方法です。この日は「多様な学び」と呼ばれるものの中から、みんながそれなら良いと納得できる共通点は何かを探り、それを今後の学校づくりの手がかりにしていこう、という目的が改めて確認されました。

「多様」という言葉を、経験と対話によって確かめ直しながら、次の一歩につながる共通了解を探っていく。その過程そのものが、学びの場をつくる力になることを実感した時間でした。

熊本大学苫野ゼミ
本質観取とは、言葉の意味を「そもそも何?」と問い直し、体験や違う見方を出し合ってズレを確かめ、共通する芯を見つけていく対話の方法です。すれ違いを
減らし新しい気づきや発想が生まれる場をひらきます。
熊本大学苫野ゼミ懇親会
ゼミ後の懇親会の場にも、なぜかホワイトボードがあり、さらに対話が続いていました。
熊本大学苫野先生
熊本大学大学院教育学研究科准教授、苫野一徳先生。
本質観取の教科書
おすすめ書。
「本質観取の教科書」
苫野先生共著
家庭で出来る「本質を観る”対話”」シリーズ
▶ 第1回 92歳の母、より良く生きるとは
▶ 第2回 よい教育とは何か?
▶ 第3回 東日本大震災 中学生への問い
高橋利直
ほんの木
代表取締役社長
高橋 利直

 

1959 年生まれ。大学では工学部電子工 学を専攻。1984 年大卒後IHI に入社。火 力発電所の制御設計に携わる。1986 年3 月にIHI を退社。4 月から頭とお金を提供 してくれた創業者柴田さん、体と汗を提 供した私、他1名でほんの木設立の準備が スタート。1986 年6 月に、株式会社ほん の木創業。2003 年より代表取締役。