シュタイナーに学ぶ通信講座3期5号
「違い」にとらわれることなく、「違い」を認め、「違い」を受け入れる。真のコスモポリタンとは?
より良く自由な子育てをしたい方、自分の在り方を見直して新しい生き方を見つけたい方、教育環境や社会を自らの手でより良くしていきたい方。社会で起こる様々な出来事を、シュタイナー世界観と人間観をもとに考える本。
- 内容
- 「コスモポリタン」とはどんな人のことをいうのでしょう。
日本語では普通「国際人」と訳されますが、いったい、どのような人が真のコスモポリタンというのでしょうか?
また、どのようにしたら「コスモポリタン」になれるのでしょうか?
人々は考えの違いを主張しあい、互いに自分の生き方を正当化しようとし、従わせようとしては対立し、いさかいを
続けてきました。奪おうとする者とそれを阻止しようとする者、虐げようとする者とそうされまいとする者、押し付けようと
する者と拒否する者、人は延々と争い、戦いながら生きてきたのです。
なぜこのようないさかいや争いが起こるのかを考え、「コスモポリタンとは?」「どうしたら真のコスモポリタンになれる
のか」を考えます。
これから私たちが生きる世界はますます「コスモポリタン」になることを要求するでしょう。
●人生を意味深いものにするためのエクスサイズは28歳から35歳。
この時期に人生最大の危機を迎える人が多いとシュタイナーは言っています。
大きな境界線を越えた先に自らの内に大きな変化が生まれ激しい衝動を感じます。
その衝動を大切に育てるとそれはやがて愛と力と勇気と熱に変わります。
目次
皆さま、おげんきですか?
今月のトピックス
「別れ、そして旅立ち」
より良い社会をつくるために
「真のコスモポリタンになる」
シュタイナー思想を生きる「わたしが出会った人」⑤
愛と光の治療オイリュトミスト/アンドレアス・ベズーフさん
人生を意味深いものにするためのエクスサイズ
「人生最大の危機とは?」・・・「28歳から35歳まで」
ご一緒に考えましょうQ&A「シュタイナー教育と各国の風土」
「ひびきの村」だより スタッフはどんな人?
「ひびきの村」からのお知らせ
「心の教室」第三期⑤
編集者だより
著者について
大村 祐子(おおむら ゆうこ)
1945年北京生まれ。東京で育つ。
1987年、カリフォルニア州サクラメントのルドルフ・シュタイナー・カレッジ教員養成、ゲーテの自然科学・芸術コースで学ぶ。
1990年から1992年までサクラメントのシュタイナー学校で教える。1991年から日本人のための「自然と芸術コース」を
カレッジで開始。
2013年より教え子らと共に、北海道伊達市でルドルフ・シュタイナーの思想を実践する日本で初めての共同体
「ひびきの村」をスタートさせる。
「ひびきの村」代表。
ISBN
978-4-938568-97-9
出版年月日
2002年5月10日
判型・ページ数
A5・152ページ