シュタイナーに学ぶ通信講座2期6号
シュタイナー教育の核心は「子どもたちが真に自由であり、自立した人間になること」。本質を生きるとは・・・?
子どもを持つ「親」の在り方を見つめ直し、自らが変わることによって、子育て、教育を考えます。子どもを導く「親」として、過去の自分の姿を振り返り、より豊かな未来を描くエクササイズを通して人生の7年周期などをテーマに考えます。
- 内容
- シュタイナーが掲げる教育の目標は「素直な子」「元気な子」「明るい子」というような表面的なことではなく、
もっと人間の本質に迫るものでした。
「子どもたちが真に自由であり、自立した人間になること」を目指していたのです。
世界を自分の心で感じ、自分の頭で考え、考えたことを自分の手足を使って行う。
そのためにわたしたちは何をしたらよいか、それは「子どもたちをよく見る」ということでした。
子どもたちをよく見る訓練をするためにエクスサイズを続けました。
そのうちに最も重大なことを認識することができたのです。
本質を生きるとは・・・?
●子どもの成長段階 14歳?18歳の思春期の子どもたちがどのような状態にあるのか、
そして彼らが今学ばなければならないことは何なのか、彼らが学ぶことを大人たちはどのようにして助けることが
できるのか、を学びます。
●シュタイナーによる人生の7年周期 6は「知恵の時期」と呼ばれる56歳?63歳までについて学びます。
●わたし自身を知るためのエクスサイズ6
今までに学んだ5つのエクスサイズを自分の中で調和のとれたものにすることを学びます。
●治癒教育は「順序を覚える」です。
順序の感覚が育っていないと思われる子どもに、ビーズとボタンをつかったエクスサイズをします。
目次
大村祐子さんから通信講座「第3期」へのメッセージ
皆さま、おげんきですか
今月のトピックス
シュタイナー教育と「本質を生きること」
子どもの成長段階(VI) 14歳から18歳まで
「真理をもとめて」
シュタイナーによる人生の7年周期 (6)
「56歳から63歳・・・人生を完成させる」
わたし自身を知るための6つのエクスサイズ (6)
調和された存在になるために
治癒教育とは
「順序を覚える」ために
ペタゴジカル・ストーリー
仲間はずれにされる子どものために
ホーム・ケア
「耳が痛い時、どうしたらいい?」
Q&A
「ひびきの村」からのお知らせ
読者のお便り
第2期5号の訂正とお詫び
編集室だより
著者について
大村 祐子(おおむら ゆうこ)
1945年北京生まれ。東京で育つ。
1987年、カリフォルニア州サクラメントのルドルフ・シュタイナー・カレッジ教員養成、ゲーテの自然科学・芸術コースで学ぶ。
1990年から1992年までサクラメントのシュタイナー学校で教える。1991年から日本人のための「自然と芸術コース」を
カレッジで開始。
2013年より教え子らと共に、北海道伊達市でルドルフ・シュタイナーの思想を実践する日本で初めての共同体
「ひびきの村」をスタートさせる。
「ひびきの村」代表。
ISBN
978-4-938568-88-7
出版年月日
2001年4月30日
判型・ページ数
A5・144ページ