心身ともに疲れ切り悔いた日々が、豊かな色彩を帯びて見える日となる希望をもって。
脳軟化症となった祖母を看病した日々を著者の葛藤や心情を繊細につづった詩集。
詩文のなかにこころがあらわれるというのか
心のなかに詩文があらわれるというのか
風葬されるからだのなかに魂があらわれるというのか
送られる魂のなかにからだがたちあらわれるというのか
佐久総合病院医師 いろひらてつろう氏
- 内容
- 脳軟化症となった祖母を看病した日々を著者の葛藤や心情を繊細につづった詩集。
健康な祖母と過ごした日々よりも、病んだ祖母と過ごした時間の方が豊かな色彩を帯びていた。
それは、心身ともに疲れ切り、途方に暮れ、また行き届かないと悔いることが多かった故か。
目次
風葬一
二
三
四
五
六
七
八
九
十
十一
十二
十三
十四
十五
十六
十七
十八
十九
二十
二十一
二十二
二十三
二十四
二十五
二十六
二十七
二十八
二十九
三十
あとがき
著者について
今井啓子(いまいけいこ)
大阪に生まれる。
一橋大学大学院法学研究科修士課程修了。
詩集「蕃蔽」「逆瀬川」
ISBN
978-4-7752-0109-1
出版年月日
2018年4月23日
判型・ページ数
A5・112ページ