生産者と消費者がつながることで持続可能な社会を
「より望ましい社会」に向けて、生産者だけ、消費者だけで何かが実現できるわけではありません。
本書では生産者と消費者がつながることの可能性を知ることができます。
- 内容
- 社会運動 No.459
「お米や野菜が高い」ということを、農業や農村のあり方と結びつけて考えられる人は少ない。
生協の役割として、食と農に関心を持つ人を増やす、ということがあるが、それは決して「できている」ことではない。
日本生活協同組合連合会 専務理事 二村睦子(内容の抜粋)
目次
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物価高に抗する 生産する消費者が時代を変える (社会運動No.459)
● For Readers
「より良い別の世界」は可能か
Part1 消費者の可能性を考える
●対談 食のビジョンを描く
こめや食品株式会社 代表取締役 川崎光一朗/生活クラブ生活協同組合・東京 副理事長 豊崎千津美
●食と農の関わりに生協が果たせる役割 日本生活協同組合連合会 専務理事 二村睦子
●変わる「消費者」の意味と社会との関係 北海道大学大学院経済学研究院 准教授 満薗 勇
●フェアトレードと産消提携の社会的連帯経済の度合 京都大学大学院農学研究科 教授 辻村英之
Part2 生産者の現在を見ていく
●牛乳パクパクACTIONツアー ルポ
●地域の生産者が連帯して安全な鶏を育てる 株式会社秋川牧園 代表取締役社長 秋川 正
●国産原料のトマトケチャップを作り続けたい コーミ株式会社 代表取締役社長 川澄亮太
小特集 韓国の協同組合と出会う
●生活クラブと韓国協同組合の交流 檀園信用協同組合・常任監査 朱 寧悳/京畿道議会政策支援官 崔 珉竟
●韓国の社会的協同組合のいま ④ 株式会社異路(IRO)代表取締役 上前万由子 青年希望ファクトリー社会的協同組合
書評
●『労働者協同組合とは何か』 藤井恵里
●『ええかげん論』 石井清美
連載 客員研究員コラム
●ボトムアップ民主主義の時代 第6回 政治学者 岡田一郎 ポピュリズムにどう向き合えばよいのか
●ネット最前線・観測記 ⑨ 外国人人権法連絡会事務局長 瀧 大知 「高校野球」と人権/差別、大人たちの責任は?
●韓国の社会的経済と政治 第12回 京畿道議会政策支援官 崔 珉竟 弾劾後の韓国 市民が導く民主主義そして社会連帯経済
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著者について
市民セクター政策機構 編集長 柳下信宏
川崎光一朗
豊崎千津美
二村睦子
満薗 勇
辻村英之
秋川 正
川澄亮太
朱 寧悳
崔 珉竟
上前万由子
藤井恵里
石井清美
岡田一郎
瀧 大知
ISBN
978-4775201541
出版年月日
2025年7月15日
判型・ページ数
A5判・128ページ