社会運動 青い海と沖縄 -未来を考える
社会運動 青い海と沖縄 -未来を考える

基地問題をこれ以上深刻化させないために

沖縄の復帰から50年。改めて沖縄の近現代史をたどり、沖縄の直面している問題を考えます。黒糖、南洋諸島、子ども、市場をテーマにした4つのコラムより琉球王国の世界から現代の沖縄までの時代をたどります。

また沖縄の産業である黒糖や塩の生産者についても詳しく取材しています。

内容
社会運動 No.448
製塩工場の変革は必要ですが、
これまでの原点となった手作りのよさを忘れてはならない。
又吉元榮(㈱青い海代表取締役社長)P.171より

基地が返還された後の空間は、
県民が安心・安全に暮らすための
福祉に利用される公共空間であるべきだ。
真喜屋美樹(沖縄持続的発展研究所所長)P.86より

沖縄県の暮らしで大きな負担となっているのが交通費です。
このことも実は米軍統治による負の遺産の一つです。
堀川 愛(一般社団法人沖縄県子ども総合研究所所長)P.94より
目次
『青い海と沖縄 未来を考える』(社会運動No.448)

●For Readers 沖縄を「敵基地攻撃」の拠点にするな

●Part1 沖縄近現代コラム集

沖縄の歴史年表
コラム1 黒糖 沖縄県立芸術大学非常勤講師 比嘉吉志
コラム2 南洋群島 同志社大学研究員 森 亜紀子
コラム3 子ども 聖徳大学大学院教職研究科准教授 萩原真美
コラム4 市場 流通科学大学商学部専任講師 新 雅史

●Part2 沖縄の生産者・青い海

(株)青い海・企業史 沖縄の塩、真塩を作り続ける
塩の製造方法
素精糖の製造方法
又吉元策 (株)青い海代表取締役社長・個人史 沖縄伝統の塩作りを引き継いで、想うこと
企業紹介 (株)沖縄物産企業連合
活動報告 首里城再建カンパ

●Part3 沖縄の未来を考える

沖縄の自立と持続的発展を阻み続ける米軍基地 沖縄持続的発展研究所所長 真喜屋美樹
沖縄を子育て支援施策のモデル県に 一般社団法人沖縄県子ども総合研究所所長 堀川 愛
なぜいま、「琉球独立論」なのか 龍谷大学経済学部教授 松島泰勝
ロシアによるウクライナ侵攻のいまこそ検討すべき「琉球の独立」 明治学院大学名誉教授 勝俣 誠
「復帰50年」沖縄のいま 沖縄国際大学法学部教授 佐藤学
辺野古と沖縄の自治 明星大学大学人文学部教授 熊本博之

●書評
『沖縄子どもの貧困白書』 平山和美

●連載
フォルケリな日常 北欧の暮らしのなかの政治 第7回
強い女性を育ててきたノルウェーの社会運動と市民権……鐙 麻樹(ジャーナリス卜・写真家)
持続可能な社会をつくる韓国の社会的経済 第2回
ふたつの選挙の敗北がもたらした社会的経済の危機とこれから……崔 珉竟(元・城南市社会的経済政策官 市民セクター政策機構客員研究員)
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著者について
季刊『社会運動』編集長 白井和宏
沖縄県立芸術大学非常勤講師 比嘉吉志
同志社大学研究員 森 亜紀子
聖徳大学大学院准教授 萩原真美
流通科学大学専任講師 新 雅史
沖縄持続的発展研究所所長 真喜屋美樹
一般社団法人沖縄県子ども総合研究所所長 堀川 愛
龍谷大学教授 松島泰勝
明治学院大学名誉教授・市民セクター政策機構理事 勝俣 誠
沖縄国際大学教授 佐藤学
明星大学教授 熊本博之
鐙<あぶみ> 麻樹:ジャーナリスト・写真家
韓国・城南市 元・社会的経済政策官/市民セクター政策機構客員研究員 崔 珉竟<チェ・ミンギョン>
ほんの木 (編集)
ISBN
978-4775201374
出版年月日
2022年10月15日
判型・ページ数
A5判・160ページ
商品番号 20228

【448号】青い海と沖縄 -未来を考える

社会運動 No.448
市民セクター政策機構
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