残る10年で何をするのか?

夏の猛暑、巨大化した台風、ゲリラ豪雨、河川の氾濫。これからどのような自然災害が起こるのか。複合災害による被害規模の巨大化と「日本水没」の危機についても取材。

温暖化とは何か、それが気象や気候にどう影響するのか?温暖化のプロセスを検証。地球環境の危機的状況を伝え、抜本的な解決策を提示する。

内容
社会運動 No.439
「殺人級大雨」と地震が誘発する津波、土砂崩れなどの「複合水害」が、日本列島を襲う。
猛暑と熱波、氷河の減少と海面上昇、酸化する海、大雨と台風、スーパー台風・洪水・高潮。
地球温暖化による複合災害がもたらす未来とは?

地球温暖化とは何か?その影響とは?温室効果ガスのなかで、特にCO2が問題視されているのはなぜか。
など、わかりやすく説明し、地球環境の危機的状況を伝え、抜本的な解決策を提示する。

また、地球温暖化は、暮らしに欠かせないエネルギー(電気や熱、燃料)消費と表裏一体の関係にある。
対策には、石油や石炭などの化石燃料から脱却し、自然エネルギーへの転換が必要だ。
自然エネルギーによる安全で持続可能な社会に進むために必要な道筋を考える。
目次
特集 いまなら間に合う! 気候危機 残る10年で何をするのか
●FOR READERS 「想定外」ではない気候危機

Ⅰ どうして地球は過熱化し災害は起こるのか
> ●[ データページ ] 気候危機 この10年、何もできなければ
●地球の気候変動、何がどうしてそうなるの?
●「日本水没」が起こる日 殺人級大雨と巨大複合災害

Ⅱ 気候危機 ここに問題がある
●2030年は人類の分岐点になるのか
●「脱炭素社会」へ 岐路に立つ石炭火力発電
●「地球温暖化はウソ」と思っている方へ
●気候変動の危機を前に私たちは何をすべきか

Ⅲ 地域でできること 未来に向けて考えること
●自治体の温暖化対策と市民の役割
●自然エネルギー100パーセントの社会をつくるキーワードは「提携」
●アマゾンの森林破壊と乾燥化が止まらない 熱帯雨林に暮らす先住民族とともに
●いまの世界のシステムを根元から変える試み
北欧はなぜ環境先進国なのか ―エコ市民の幸福な暮らし
グレタに揺さぶられた若者たち
気候危機に立ち向かう〈コモン〉の領域を広げる

連載
●韓国語翻訳家 架けられた橋の上に佇む 第4回
私のわなわなと韓国人の四角四面の正論
●悼みの列島 日本を語り伝える 第16回
花岡事件から75年 ライター

Book
『「差別根絶条例」を全国へ広げよう! 』
著者について
鬼頭 昭雄(気象業務支援センター 研究推進部)
河田 惠昭(京都大学名誉教授)
高村 ゆかり(東京大学未来ビジョン研究センター教授)
岡田 広行(『東洋経済』記者)
江守 正多(国立環境研究所地球環境研究センター 副センター長)
足立 治郎(「環境・持続社会」研究センター(JACSES) 事務局長)
豊田 陽介(気候ネットワーク上席研究員)
三浦 秀一(東北芸術工科大学教授)
南 研子(RAINFOREST FOUNDATION JAPAN代表)
鐙 麻樹(北欧ジャーナリスト)
フライデーズ・フォー・フューチャー
斎藤 幸平(大阪市立大学准教授)
斎藤 真理子(韓国語翻訳家)
室田 元美(ライター)
ISBN
978-4-7752-0124-4
出版年月日
2020年7月15日
判型・ページ数
A5判・225ページ
商品番号 20219

【439号】いまなら間に合う!気候危機
残る10年で何をするのか

社会運動 No.439
市民セクター政策機構
  • 電子書籍あり
  • お支払い方法カード:書籍パターン
  • 送料について:書籍パターン
  • 配送方法:書籍パターン
  • 返品ルール:書籍パターン
電子書籍を購入する(amazonへ)
¥ 1,100 税込