電力小売り自由化の仕組みについて詳しく解説。全国各地の市民電力も紹介。

電力の小売自由化が再生可能エネルギーの拡大につながるか、という視点で、電力小売自由化の仕組みを詳しく解説。

生活クラブの取り組みや、全国各地の市民電力も取材。

内容
社会運動 No.422
脱原発の視点から電気を選ぶ
CO2削減に向けた電気の共同購入

電力小売自由化の仕組みを、わかりやすく解説します。
電力会社が示す新たな料金メニューには、他のサービスとの抱き合わせ販売や、宣伝文句には現れない契約期間や解約の条件等、消費者には理解しづらい様々な要件がある。
消費者目線に立った情報がほとんど見当たらない中で、電力会社の宣伝だけで自分の暮らしに合った電気を選択するのは困難だ。

食べ物を購入するとき、原料や原産地を確認する人は多い。口に入れば何でもよいというわけにはいかないからだ。電気は、どこで誰が使っても同じ物質だ。
とはいえ、福島原発事故を省みれば、電気を使う側も責任を持って、どこでどのようにつくられた電気かを分かって使いたい。しかし、経産省はそのような表示を義務付けていない。
「お得な料金プラン」の宣伝は溢れていても、電源情報を開示している電力会社は少ない。だからこそ、消費者が電力会社に対し、「どんな電気を扱っているのか」と積極的に問い合わせることはとても意味のある行動となる。
目次
特集① 市民が政治を変える
●市民の力で野党統一候補を実現しよう!
●熊本で野党統一候補が決定! 若者旋風は吹くか
●18歳選挙権による民主主義再生の可能性

特集② 電力の小売自由化とは何か?
●私たちは何を選ぶべきか
●脱原発の視点から考える

特集③ 電力自由化、生活クラブの取り組み
●脱原発とCO2削減に向けた電気の共同購入
●電力会社を切り替えるための基礎知識

特集④ 全国各地の市民電力
●再生可能エネルギーでまちづくり
●地域からのエネルギーシフト
●北海道からの挑戦、自然エネルギー社会への転換
●動き出した地域社会のうねりと「ご当地エネルギー」
●再生可能エネルギーの電力会社を選ぼう!

脱原発、CO2削減に向かうヨーロッパ
●電力の地産地消・産直を実現しよう―EUの現状とドイツの実践
●気候変動枠組条約第21回締結国会議(COP21) 歴史的な「パリ協定」採択と今後の課題

連載
●おしどりマコの知りたがりの日々・レッツ想定外! 第2回
知りたがりのドイツ人
著者について
奥田 愛基(大学院修士課程)
横田 一(フリージャーナリスト)
坪郷 實(早稲田大学社会科学総合学術院教授)
竹村 英明(イージーパワー㈱代表取締役)
半澤 彰浩(㈱生活クラブエナジー代表取締役)
井上 保子(宝塚すみれ発電代表取締役)
浅輪 剛博(世田谷みんなのエネルギー理事長)
鈴木 亨(北海道グリーンファンド理事長)
渡辺 福太郎(全国ご当地エネルギー協会)
吉田 明子(パワーシフト・キャンペーン)
手塚 智子(市民エネルギーとっとり代表)
浅岡 美恵(気候ネットワーク代表)
おしどり マコ (芸人・記者)
ISBN
978-4-7752-0094-0
出版年月日
2016年4月15日
判型・ページ数
A5判・168ページ
商品番号 20202

【422号】電力の小売自由化スタート!
市民が電気を作る、選ぶ

社会運動 No.422
市民セクター政策機構
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